【バースデー・スコープ】 10月:お父さんと誕生日。あるいは家族で趣味を持つこと

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デザイン一筋、大ベテランのKさんは10月18日生まれ。

21歳と27歳の息子さん、奥さんの4人家族のお父さんでもあります。

お宅にお邪魔した時とても賑やかだったので、

お誕生日も家族でお祝いかと思いきや……。

 

 

―「今年のお誕生日の予定は?」

Kさん「特に何も。」

―(……忙しくて予定を入れられないのかな。)

「理想の誕生日を過ごせるとしたら、どうしますか?」

Kさん「一人で海に行って一日ぼーっとしたい……。家が賑やか過ぎて、疲れてしまうから」

―(……予想外にあっさりしてるな……。)

「奥さんとは何か贈りあったりするんですか?」

Kさん「しないよ。夫婦なんかこの歳になったら、一緒にいて苦痛じゃなかったらいい方だから。」

 

うーん、淡泊。

照れがあるのかな。ということで、子ども時代の誕生日について伺うことにしました。

「建築士だった父が、柱用の木材で戦艦を造ってくれたよ。あれは嬉しかった。僕は絵が得意なんだけど父も素人画家だったから、学校で習った専門的な絵の描き方を教えるとすごく喜んでたな。若くに死んじゃったけどね。」

 

デザイナーになったのはお父さんの影響もあるようです。

自身が父親となってからは、息子さんの誕生日はどう祝ってきたのでしょうか。

「昔は自分の誕生日に有休をとって息子達を遊園地に連れて行ったよ。忙しくてなかなか休めなかったけど、誕生日はなんとか休めた。」

 

貴重なお休みを子どものために使うなんて、優しい!もちろん息子さんからも好かれています。

「息子達は母親より僕と仲がいいかも。よく趣味の話をしているよ。同じゲームを一緒にやって情報交換とか。息子はアニメも好きだから、新しい声優のことも教えてもらってる。でもね、もともとゲームを教えてくれたのは妻だった。スーパーマリオをよくやったよ。」

 

趣味の話になるとご家族の話がするする出てきます。

記念日よりも、趣味の世界で通じ合っているようですね。

「妻も僕もお酒好きだから、夜は家族で呑みながら映画を見てる。」とのこと。

 

もうすぐご長男が独立ですが、家族の形は変わってもこれからも趣味で繋がっていきそうなKさん一家でた。写真はこれまた趣味のフィギュア。本物みたいでカッコイイ!

 

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