【バースデー・スコープ】7月

 【バースデー・スコープ】
7月:お父さんの的確な一言で
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“いつも物欲にまみれて生活しているのに、
いざ誕生日が近づくと、欲しかったものが
思いつかなくなる現象の名前は?”「中学の頃、欲しいものは
ほかにあったはずなのに、
なぜかあまり欲しくなかったバレーボールを
選んでしまった自分が残念だった。」
と話すMさんは7月22日生まれ。
ハートウォーミングな家族に恵まれて磨かれた
“プレゼント”に対する思いは、人一倍。
それは、お父さまの鮮烈な一言がきっかけでした。
「4月は父、7月は私と母、8月は姉の誕生日。それから、母の日や父の日も含めると、
この時期は家族へのプレゼントのことばかり考えているかもしれません。
小さい頃、父親にいわれた一言がきっかけで、
贈り物選びには人一倍こだわるようになりました。
当時お小遣いを貯めて父へ誕生日プレゼントを渡したとき、
父は『お前が好きなものを、俺にあげてどないすんねん』と、
それはもう怪訝な顔で…。今思うとたしかに父の趣味ではないのですが、
せっかく用意したし、自分も欲しいものなら相手も喜ぶと
思っていた私にとって、その一言はとてもショックでした。
相手の立場で考えないと、プレゼントの意味がないんだなと気づかされました。」

成長した今では、友達の誕生日を祝うために
サプライズで枕の下にプレゼントを忍ばせたり、
送別の贈り物には特製の本を作ったり、
誰かの喜ぶ顔のそばに、いつもMさんの影が。
大好きなアイスキャンディー、ガリガリ君を片手に
「いつか自分の誕生日に
花火を打ち上げてみたい。」
と、目を輝かせていました。
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ムーンカレンダー「ミチル」とともに、
誰かの誕生日を覗き見する連載、
「バースデー・スコープ」
毎月、個性あふれるエピソードをお届けします。
「ミチル」は、月の満ち欠けをモチーフにした壁掛カレンダー。
月ごとに、季節をイメージした色をつけることによって、
めくるたびカラーパターンの美しさが各月を新鮮に彩ります。
http://www.replug.jp/fs/replug/c/michiru

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