カレンダーアーカイブ Vol.6「グラシンペーパーカレンダー glassine paper Calendar」

体の芯から冷える冬の木枯らし、汗が噴き出す真夏の熱風。見たことはないけれど、想像力を膨らませて「色」をつけてみました。2015年版グラシンペーパーカレンダーのテーマは「風」。グラシン紙の軽やかな素材感と、躍動感のあるモチーフで「風」を表現したのが「Colour of winds(カラー オブ ウィンズ)」です。

■2015年「Colour of winds(カラー オブ ウィンズ)」

「風の色を見てみたい」という思いから開発がはじまった「Colour of winds(カラー オブ ウィンズ)」。色のないものに色をつけるデザインは、実験的でもありました。まったく具体的ではない、人によって感じ方が異なる風の色や強さを、最終的に12パターンにしぼっていく行程で大切にしたこと。それは「人に聞いてみる」ということでした。風を受けて動くものや、場所、風景、具体的・抽象的なものまで、だれにでもすんなりと受け入れてもらえる風の色を導き出すために、たくさんのキーワードを抽出。そこから生まれた12色と、12種類の動きをミックスして「Colour of winds(カラー オブ ウィンズ)」は生まれました。

■2016年「One day in the Forest(ワンデー イン ザ フォレスト)」

続く2016年版は、グラシン紙の「透ける」特性を生かした、楽しい仕掛けのカレンダーになりました。テーマは「森」。山々の景色や、そこに暮らす動物など、森の観察日記を参考にしながらできあがったのは、一枚の地図。「ここに小屋があって、ここらへんに湖があって、この木にはこんな鳥がとまっていて、冬は一面銀世界に…。」。迷い込まなければ辿り着くことができない、架空の森を再現しました。常に3カ月分をレイヤーで重ねながら、視点を固定。季節色濃い森の中を、歩み進んでいく感覚が楽しめる、ストーリー性のあるカレンダーができあがりました。その名も「One day in the Forest(ワンデー インザ フォレスト)」。

 

2017年は、好評だった過去のアーカイブ「glassland(グラスランド)」の再販が決定。

そして来年、2018年は「海」をテーマにしたカレンダーがお目見えします。
http://www.replug.jp/fs/replug/c/glassine

■2018年「True Color of Ocean(トゥルー カラー オブ オーシャン)」