「ベテランデザイナーの道具箱」
File_10：トレーシングペーパー・ダーマトグラフ
File_10：トレーシングペーパー・ダーマトグラフ
この2つのアイテムは主に、
直接書き込んではいけない写真など
大切な素材を扱うときに使われていました。
ダーマトグラフは、
クレヨンのように軟らかい芯の筆記用具。
半透明のトレーシングペーパーや
ポジフィルムの入った袋の上から
指示などを書き込むときに使われていました。
編集や校正の現場では、今でも使われている道具です。昔は袋に入ったポジフィルムを
ライトボックスの上に置いて、レタッチやトリミングなどの指示を一枚一枚書き込み、
印刷業者に作業をお願いしていましたが、
今ではほとんどがデザイナーの方でできるようになったので、
分業することがなくなりました。
Macが登場し、デザイナーが一人何役もこなすようになった今、
仕上がりまでの時間は短縮されましたが、
デザイナーは昔より忙しくなってしまいました。
[トレーシングペーパー]画像引用元：松本洋紙店
http://www.moriichi-net.co.jp/products/ijtp.html
