ゆるく、こだわりたい。 - その5 旅の必需品 -

旅行に出かけるときに、必ず持って行くものはありますか?
私の妻は、行く先に関わらず小説を持参し、航空機の待ち時間にはページをめくっていたりします。そのほかにも、驚くほど大きな化粧ポーチを持参するのですが、それがトランクの中でとても広いスペースを占有するため、私の手荷物に影響することもしばしば。でもそれに対して異論を唱えることができませんので、黙って自分の荷物を減らすように心がけています。そのような障害(外部要因)を乗り越えながらも、必ず持参するものが2つありますので、今回はそれを紹介したいと思います。

最近、旅先で必ずといって良いほど日程に組み込むレジャープランは、
①旅先を走ってみる。
②旅先で釣りをしてみる。(釣りの話題が多くて、すみません・・・)

です。
①を実現するために、ランニングシューズを、②を楽しむために釣り道具一式を、バッグに忍ばします。忍ばす・・・といっても、両方とも荷物としてはそれなりに主張が強く、激しくスペースを占有します! 必然的に衣服等はコンパクトにせざるを得ません。

夏休みの旅行は、ビーチリゾートを選ぶ事が多いのですが、旅先でのランニングは、日常的な行為を非日常な風景に持ち込むためか、いつもより多めにアドレナリンが分泌され、走行距離を伸ばせたりします。日本国内であれば、スマホのアプリで走行経路等のログを残すという楽しみもありますが、海外ではゆっくり景色を眺めながら海沿いを走ることができれば、もうそれだけで満足です。一昨年は、アラモアナビーチパークをのんびりとランニングしたい、という夢も叶いました。ここは地元の方も普通にランニングを楽しんでいる場所でしたので、まるで皇居を走るような感覚で、地元ランナーと並走できたことが思い出です。

旅先での釣りは、たいがいが初めての場所になるため、持参した道具がフィットするのかどうかは、行ってみないと分かりません。行くたびに用意するルアーを少しずつ変えてきましたが、最近、あるパターンが分かってきたような気がします。
まず釣り竿ですが、旅先まで持っていくために、コンパクトに収納できることが条件です。旅先で破損しても困らないように、私はいつも3,000円程で購入した安いものを使用しています。
ルアーは、トラウト(鱒)の管理釣り場で使用するスプーン(と呼ばれるルアー)を数個用意しておくと良いようです。色はゴールドやシルバー系があれば大丈夫でしょう。今までの経験からすると、2〜3グラムの小さいものが良く釣れるようです。決して海用のルアーではありませんが、これだけで意外と遊べますので、おすすめします!
良く行くサムイ島のビーチは遠浅なため、かなり沖の方まで歩いて行けます。そのところどころに岩場が点在しています。腰辺りまで海につかりながらも、そのような場所に小さなスプーンを通すと、岩場を根城にしている魚たちが果敢にアタックしてきます。大きくてもせいぜい20センチほどの小さな魚ばかりですが、それでもが反応が分かりやすいので、意外と釣りやすいかと思います。早朝か夕方の1時間くらい試すだけでも、かなり楽しめます。
ビーチリゾートで小物釣りを楽しもうと、釣り竿を持参してくる観光客もあまりいませんので、ポイントも独り占め。また、釣り竿を持っている宿泊客が珍しいのか、フレンドリーなホテルスタッフも良く話しかけてくれます。「(指をさしながら)あそこのポイントはよく釣れるよ! 」とか、「ついこの前は、(腕を広げながら)こんな大物があがったよ!」とか、(英語は良く聞き取れないので半分は妄想…)教えてくれることも。釣り具は、ホテルスタッフと顔なじみになるツールとしても活用できますよ。
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鱒釣り用のルアーを、海でも試してみました。

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まだ人のいない早朝から、一人悦に入るの図

さて、話は冒頭に戻ります。私の旅では、本来必要のないモノまで持ち込むために、ほかの荷物はどこまでもコンパクトを心がけ、持参するモノの計画は綿密に行います。そんなとき役に立つのが、Tag Schedule(タグスケジュール)。例えば一週間の旅行なら、毎日の服装をメモで一覧化して、一週間分の服装をチェックすることもできます。予定を記入する以外にも、まだまだ使い方は工夫次第。早くも2月に突入しましたが、週毎の計画にぜひ活用してみてください。