ベテランデザイナーの道具箱 File_3

「ベテランデザイナーの道具箱」
File_3:カラス口(ぐち)・溝引き定規

第1回で製図ペンを紹介しましたが、
精度の高い製図ペンが登場するまでは
カラス口と溝引き定規を使って線を引いていました。
カラス口は先端のとがった金属の板を鳥のくちばしのように合わせて、
そこに絵具やインクをつたわせることで線をひく道具。
そのため、慣れないとインクが出すぎて
線が太くなってしまうこともしばしば。

細い線を正確にひけることがデザイナーの腕の証だったため
1mmの中にカラス口で何本線をひけるかを
競ったりもしたそうです。
凄い人は14本もの線を引けたとか。
1mmの中って…。すごいですね。

[溝引き定規]画像引用元:elab by ediplex
http://www.ediplex.com/blog/?p=955

10464045_964206520275211_1393961317673799177_n
10464045_964206576941872_7001645887887804311_n